アスパラガスの珍しい話・・・その3
プリニウスによれば、この男根を思わせるアスパラガスの形は、催淫作用があることを示すものだが、ディオスコリデスはこれに強く反対しています。
アスパラガスに催淫力があるという説は、いちども証明されたことがなく、きわめて疑わしいものであり、アスパラガスは不妊症の原因となるという説と同じくらい根拠のないものです。
それでも、過激派カトリックの政治・軍事組織である旧教同盟のメンバーたちは、アソリ三世が豪華な宴会をひらいてアスパラガスを供し、それを女性的な寵臣(ミニヨン)たちに食べさせたと言って非難しました。
アスパラガスは威厳に満ちた高貴な野菜です。
中世にはたいして重んじられませんでしたが、エジプトからギリシアを経てローマへと至る古代では、かなりの評判をとり、その名声を伝える物語がいくつも残されました。