アスパラガスの珍しい話・・・その6
コルネイユの甥にあたる思想家のフォントネルに、こんな話がありました。
おいしいものをたらふく食べるのが大好きという肥満で有名な修道院長を食事に招いたときのことです。
フォントネルはアスパラガスの味つけにフレソチ・ドレッシソグを、修道院長はホワイト・ソースを望み、それに固執しました。
そこで、アスパラガスを二つの山にわけ、ひとつはフレンチ・ドレッシングで、もうひとつはホワイト・ソースで味つけすることにしました。
ところが、こう決められた瞬間、修道院長は脳卒中に襲われて倒れてしまった。
と、フォソトネルはこう叫びながら厨房に向かって突進したという。
「テレーズ、アスパラガスはぜんぶドレッシソグにしろ!」百歳まで生きたというフォソトネルの伝説的な長寿ぶりは、アスパラガスのせいでもあったのではないかと思いたくもなりますが、今日では、アスパラガスは腎臓を患っている者や尿道が過敏な者には勧められる食品ではないと考えられています。